外壁塗装の「下塗り、中塗り、上塗り」を徹底解説!

2020/01/14

 

 

外壁塗装

外壁塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3工程にわかれています。

「下塗り、中塗り、上塗りって、同じ塗料で塗るの?」「なんで下塗り、中塗り、上塗り3工程も必要なの?」

なんて方も多いのではないでしょうか。

ここでは、「下塗り、中塗り、上塗り」がどのような工程なのか、またどのようにして塗っているのかを分かりやすくご説明したいと思います。

 

「下塗り、中塗り、上塗り」ってどんな工程?

 

外壁塗装の下塗り、中塗り、上塗りにはそれぞれの役割があります。

それでは、どんな役割があるのかみてみましょう。

 

下塗り

下塗りの役割は、中塗り、上塗り塗料を屋根材や外壁材にしっかりと密着させることです。

下塗り材は、接着剤やボンドのようなイメージです。

下塗りは、屋根材や外壁材の表面を固めたり、その上に塗る塗料の密着性をよくする効果があります。
そのため下塗りを行わなければ、中塗りや上塗りがめくれやすくなります。

下塗り材は、中塗り上塗り材とは違う別の塗料です。

種類はシーラーや微弾性フィラーなどがあり、色は透明や白など薄い色の場合がほとんどです。

 

屋根下塗り

 

サイディング下塗り

屋根材やサイディング壁などは水のりのようなシーラーを使います。

 

外壁下塗り

ヘアークラックの多いモルタル壁などは、クリームのように粘度のある微弾性フィラーを使うことが多いですね。

外壁 下塗り

外壁の状態によっては、さざ波模様の専用ローラー(砂骨ローラー)を使い厚塗りを行います。

 

鉄部 下塗り

鉄部の場合は下塗り材に、錆止め塗料を使います。

 

下塗り材をしっかり塗って、屋根材や外壁材の表面を整え強化していきます。

 

中塗り

中塗りと上塗りの役割は、屋根材、外壁材を保護することです。

 

屋根塗装

外壁塗装

上塗り材と同じ塗料を使用し中塗りを行います。上塗り1回目という言い方をしたりもします。

 

基本的にペインテクトでは、中塗り上塗りは同色でおこなうようにしています。

 

上塗り

仕上げの塗装として上塗りをしていきます。

 

屋根塗装

外壁塗装

このように同色で塗っても、塗料が完全に乾いた色と塗りたての色とでは、色が違うので塗り残しも軽減できます。塗りたての方が色が薄く、乾くと色が濃くなります。

しっかりと同じ塗料、同色で中塗り上塗りを行うことにより、年数がたったときの他色による色ムラ等も防ぎ、塗膜に十分な厚みをもたせることができます。そして、屋根 外壁をしっかりと保護してくれます。

 

外壁ってどうやって塗るの?

「吹付」、塗装工事をしている時によく耳にする言葉です。

「外壁塗装・塗り替え=吹付」と思われる方も多いのではないでしょうか。

もちろん塗料によっては吹付仕上げ材というものもありますが、塗替え工事のほとんどは、刷毛やローラーを使って塗っています。そして、色々なルール(塗装基準)を守って塗っています。

「屋根、外壁を保護するためにどう塗るのか。」「塗料の性能を最大限に引き出すためにどう塗るのか。」

その答えは「当たり前のことを当たり前にする。」です。

それでは、ペインテクトの当たり前(ルール)をみてみましょう。

当たり前のことを書いていきますが、「そらそうやろ。それ、普通やん。」なんて言わずに最後まで付き合ってくださいね。

それでは参ります。

 

塗料の性能を最大限に引き出すためにどう塗るの?

塗料の性能を最大限に引き出すために行っていること、それは一つだけです。

「塗装基準を守る」それだけです!

塗料は種類ごとにさまざまな性能を持っています。その性能を引き出すために塗装基準をまもります。

塗装基準は材料ごとに違います。メーカーサイトやカタログなどにも載っています。

 

塗料缶

 

このように塗料缶にも書かれています。これを守ることが塗料の性能を最大限に引き出すことになるんです。

塗装方法や乾燥時間を守って工事を進めていく!この、当たり前のことが大事なんです。

希釈は、塗料の塗り継ぎ跡やムラを出さないために、塗装基準の希釈率を基準に温度、湿度、風向きなどを考えて塗料の粘度を調節します。規定以上に希釈を行うと塗料の性能が損なわれるため希釈は規定内で行います。

 

塗料

高粘度塗料は攪拌機を使ってしっかりと攪拌します。

 

塗料

希釈剤(水やシンナー)や2液型の塗料は計量器を使ってはかります。

 

そして、シーラーは濡れ色で!

塗料缶

これも書いてあるんです。写真は、屋根用のシーラーです。ぬれ感が出るまで増し塗りするようにと。。

 

屋根シーラー

なので吸い込みが止まり、ぬれ感が出るまでしっかりと塗り重ねます。

特に塗膜が剥がれ弱っている屋根には、これが大事です。

 

外壁を保護するためにどう塗るの?

ここまでの記事で、下塗りで密着、中塗り上塗りで屋根材や外壁材を保護するということはおわかりいただけたと思います。

紫外線や雨風などから屋根材や外壁材を保護している塗膜は体の皮膚と同じような役割です。

では、外壁などを保護するためにどう塗るのか、それは「細部までしっかりと塗る!」それだけです!

普通ですよね。

 

屋根塗装

例えばこの写真、屋根のローラー塗りの様子です。きれいに塗れてるようにも見えますが、よくみると屋根材の重なり部分が塗れてない!
そうなんです!ローラーだけでは細部までしっかりと塗ることが出来ないんです。

細部までしっかり塗るためには刷毛も必要なのです。

屋根塗装

屋根塗装

刷毛を使ってしっかり奥まで塗っていきます。

「細部までしっかりと塗る!」当たり前のことなんですが、これが意外とお伝えしにくい!

なのでペインテクトの普段の仕事を写真で少しお見せしますね。

 

屋根

屋根

屋根周りの鉄部の下塗り(錆止め)の様子です。足場がないと見えないところですね。ここもしっかりと塗ります。

竪樋

竪樋の止金物も下塗り(錆止め)します。

 

外壁塗装

こんな隙間も奥までしっかりと塗っていきます。

外壁塗装

刷毛で入りにくいところは、ベンダー(隙間塗装用の道具)を使って塗っていきます。

外壁塗装

刷毛で隅を塗りながら、真ん中をローラーで塗っていきます。
下塗り、中塗り、上塗りともに、この作業をおこなっていきます。

樋

雨樋

雨樋などの付帯部もしっかりと細部まで塗っていきます。

付帯部

付帯部

壁についているエアコンの配管カバーや換気フードなども溶剤系塗料で塗っていきます。

 

雨戸の塗装についても簡単に説明しておきますね。

雨戸は弊社に持ち帰り、溶剤系塗料で吹付塗装します。

雨戸

ペーパー研磨を行います。

雨戸

両面、洗浄を行います。

雨戸

吹付塗装を行います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外壁塗装で「下塗り、中塗り、上塗り」にどんな役割があり、またどのようにして塗っているのかご理解いただけたのではないかと思います。

「塗装方法や乾燥時間を守り、細部までしっかりと塗る。」これを守ることがとても重要です。

しっかりとルール(塗装基準)を守り、細部までこだわり塗っていく!それが技術屋ペインテクトです!