外壁塗装の「下地処理」を徹底解説します!

2019/12/18

外壁塗装 下地処理

 

外壁塗装の作業のひとつに「下地処理」という工程があります。

「外壁塗装って、ペンキを塗るだけじゃないの?」
「なんとなく下地は大事だということはわかるけど、なにをするの?」という方も多いのではないでしょうか。

そんなあなたに、ペインテクトの「下地処理」の代表的なものを分かりやすくご説明したいと思います。

 

どうして「下地処理」が必要なの?

 

みなさんケガをされた時、傷口を手当されますよね。下地処理
傷口を洗ったり、絆創膏を貼ったりなど・・・。

外壁塗装の下地処理もそれに似ているかもしれません。

洗浄したり、傷口(ひび割れ)をコーキング(シーリング)でうめたりして手当をしていきます。

(高圧洗浄について詳しくはこちら

外壁は常に風雨、紫外線、熱などにさらされる過酷な状態にあります。

ですから当然、埃や苔などの汚れもついていますし、外壁自体もクラック(ひび割れ)が発生していたり、いたんでいる場合もあります。

それらを無視して外壁塗装をしても、一時的にキレイになっただけで、すぐに塗料が剝がれてきたり、すぐにクラック(ひび割れ)が再発したり外壁塗装でありがちなトラブルにつながります。

下地処理は、塗装後見えなくなる部分です。

しかし、きちんと行わなければならない仕上がりや耐久性に影響する非常に重要な作業です。

 

私のお家って、どんな「下地処理」をするの?

 

外壁塗装の「下地処理」は、壁材によって処理の方法が少しちがいます。

皆さまのお家と照らし合わせてご覧ください。

それでは代表的な壁材ごとにペインテクトの「下地処理」をみてみましょう。

 

サイディング壁の「下地処理」

 

サイディングとは、外壁に張るパネル状の仕上げ材のことです。

窯業系サイディング(セメント質)や金属系サイディング、木質系、樹脂系などがあります。

なかでも、窯業系サイディングは新築戸建住宅の7割以上といわれるほど多く使われている外壁材です。

サイディングの下地処理で大事なのが、目地(サイディング同士の隙間)やサッシ周りのコーキング(シーリング)の打ち替えです。

 

コーキング打ち替え

既存のコーキングを撤去してマスキングテープを貼って、プライマーを塗っていきます。

 

コーキング

次に、コーキングを奥までしっかり打ち込んでいきます。

 

コーキング

そして、ヘラで隙間ができないように押さえこんで表面をならします。

 

コーキング打ち替え

 

 

サイディング壁の下には防水シートが張ってあるので、コーキングにひび割れがあるからといって、すぐにお家の中に水が入るということはないですが、放置しておくと外壁材などが劣化していく可能性があります。

また、コーキングの耐久年数も5年から10年といわれていますので外壁塗り替え時には、コーキングの打ち替えをさせて頂きます。

 

サイディング下地処理

サイディングボードの欠けやひび割れは、専用パテ等で補修していきます。

 

モルタル壁の「下地処理」

 

モルタル壁とは、セメントと砂と水を練って作られている壁です。

木板等の下地材→防水シート→ラス(モルタルの剝落を防ぐための金網)→その上に左官コテでモルタルを塗ってできた壁です。

 

下地処理

  クラック(ひび割れ)は、皮スキやカッターナイフで少しカットしプライマーを塗ります。

下地処理

 コーキング(シーリング)をクラック(ひび割れ)に合わせしっかり打ちます。

下地処理

 

 

下地処理

 そしてモルタルで、表面がなるべく平らになるように整えていきます。

 欠けなども一緒に補修していきます。

 

下地処理

  髪の毛のように細いヘアークラックはコーキング(シーリング)をすり込むように打っていきます。

 

「Uカットはしないのですか?」とたまに聞かれますが、モルタル壁の厚みは15ミリ~20ミリほどです。
なので、機械を使ってカットするとラス(モルタルの剝落を防ぐための金網)や防水シートをいためてしまう恐れがあったり、状態を悪化させる可能性があるので、モルタル壁では行いません。

ペインテクトでは、鉄筋コンクリート造などの分厚いコンクリート壁の場合に「Uカット工法」を行います。

 

ALC壁の「下地処理」

 

ALC壁とは、軽量気泡コンクリートを使用した複数のパネルでできた壁です。

基本的に目地などのコーキング(シーリング)は、切れたり剥がれ落ちている場合を除いて増し打ちで行います。

コーキングの増し打ちとは、既存のコーキングを撤去せずにその上から新たにコーキングを打ち足していく工法です。

クラック(ひび割れ)や欠けなどもモルタル壁やコンクリート壁と同様の補修をしていきます。

 

 

鉄部や木部などの「下地処理」

 

ケレン作業

 

鉄部は、サビがすぐに出てこない状態までワイヤーブラシやサンドペーパーなどを使ってサビを落としていきます。(ケレン作業)

 

目荒し

 

目荒し

 

 木部や付帯部(雨樋など)も塗料の密着をよくするためサンドペーパーなどで目荒ししていきます。

 

「下地処理」後のパターン補修

 

パターン補修

 

 

「パターン補修」これをやって、ようやく下地の完成です。

「ひび割れや欠けたところを直したのにまだ何かするの?」なんて思う方も多いかもしれません。

でもこれ、すごく大事です。

欠けやクラック(ひび割れ)をモルタルで補修したのをおぼえていますか?

モルタルで補修した壁には模様がないんです。

このまま塗装すると、補修跡がまるわかりになっちゃいます。

そこで、模様がなくなった場所に、元の壁と同じような模様をつけていきます。

 

パターン補修

 リシン柄の 模様をつけていきます。

 

仕上げ

仕上げ後がこちら。

 

吹付タイル

吹付タイル柄の模様をつけていきます。

 

仕上げ塗装

仕上げ後がこちら。

 

 なるべく同じ模様になるように。補修跡が目立たないように。

 職人の腕の見せどころですね。腕の違いがでる大事な作業です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外壁塗装で「下地処理」が重要でまたどんな作業を行っているのかが、ご理解いただけたのではないかと思います。

下地の状態は、塗装後隠れてしまうため外観からは分かりにくいですが、仕上がり面や耐久年数にも影響する可能性があります。

そのため、ペインテクトでは「下地処理」を丁寧におこなうように心がけています。